摂食障害。
食べて、吐いて、死にたくて。遠野なぎこ・著

摂食障害。 食べて、吐いて、死にたくて。遠野なぎこ・著

摂食障害。
食べて、吐いて、死にたくて。遠野なぎこ・著

¥1,300

衝撃的な生い立ちを明かし、話題を呼んだ処女作『一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ』から1年。
母は、愛さなかっただけでなく、娘を摂食障害という地獄へ突き落とした。
摂食障害、強迫性障害、身体醜形障害……20年近く患い続けている心の病について、いますべてを告白します。

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〈Content〉

母は、愛さなかっただけでなく、娘を摂食障害という地獄へ突き落とした。摂食障害、強迫性障害、身体醜形障害……20年近く患い続けている心の病について、いますべてを告白します。

度重なるリストカット、オーバードーズなどの自殺未遂……遠野なぎこの腕にも、たくさんの傷があります。そして心には、その何十倍もの傷があります。しかし、「死にたい」は、「生きたい」の裏返し。
今日も死ぬほどツライけど、頑張って、手を取りあって生きていこうよ……同じように心の病に苦しむ人たちへのメッセージを綴った彼女のブログは現在、1日5万アクセスを超えるほどの人気です。
人知れず、生きづらさに悩む皆さんからの熱い要望にも応えるべく、すべてを包み隠すことなく、本書を書き上げました。もう嘘などつきたくない。どんなに恥ずかしく情けないことでも、読者と共有したい。
女優の枠を超えた遠野なぎこの覚悟、心の叫びが、本書にはあふれています。


——— 摂食障害ってね、本当に恐ろしい病気です。
一度この病気になると、ふつうの食生活を送ることができなくなります。食べる楽しみを奪われます。
私はたった15歳の時に、母親から、その恐ろしい扉の奥に突き飛ばされた。その扉を開けるかどうかの選択肢さえなかった。言われるがままに巻き込まれた。
それから、20代、30代になった今でさえ、ずっとその病気に巻き込まれている。
あのね、私、この病気のせいで、いろんなことを手放して、諦めてきたんだよ。
私は、ほとんど生理が来ない。栄養不足と栄養過多を繰り返し、ホルモンバランスが乱れているため、20代の初めから抜け毛や肌荒れとともに生理不順が続いている。生理が来ないってことは、自然妊娠を望むのは難しいということ。ふつうに恋して、結婚することに罪悪感を持ってしまうということ。
一日二回、山ほどの薬を手のひらに載せるたびに、どれだけ虚しくなると思う?
「私はふつうの人間じゃないんだ。好きな人ができても、その人の子どもを産むこともできないかもしれない」……毎日毎日、その事実にどれだけ絶望するか。
絶望しているのに過食嘔吐をしている自分が恥ずかしくて、情けなくて、もうすべて投げ出したくて。孤独と闘い、泣き叫んで。
          --------本書より抜粋

    苦しんでいるのは、
     あなただけじゃない。

目次
●食べて、吐く。それは、15歳から始まった。
鼻血 ~青いバケツの記憶/「吐けばいいのよ」と教えられて/体重計の数値は私を裏切らない/もしかして、母親も摂食障害だった?/過食嘔吐の後に訪れた、拒食の恐怖/オーバードーズ――初めての自殺未遂/モグラ叩き――お腹にボコボコと空いた黒い穴/摂食障害には、いろいろな食事パターンがある/年下の彼からプロポーズされて泣いた理由/70キロ超え、そして酒浸り/友達と食事を楽しめないから、本当の優しさも分かる/アキミとなぎこ/2011・3・11…/私のインナーチャイルド?/父親への想い/摂食障害とダイエットの違いとは?/過食嘔吐をやってみたい? 馬鹿なこと言わないで! /病院との付き合い方/強迫性障害と愛情の確認/リストカット ~血を見ることで安心する私/なぜ私の手は震えてしまうの?/身体醜形障害……鏡なんて大嫌い! /母親になる自信がない/年末年始に病が悪化するのはなぜか?/「自分なんかが愛されるはずがない」と思う心/傷付け、傷付いた今までの恋

●傷の舐め合いをして何が悪い? と思いながら、あなたの悩みにお答えします。
愛する彼に摂食障害を隠し続けるべきか?/大事な人に摂食障害を理解されなかったら?/すべてを受け入れてくれる男性なんていない! /独身女は欠陥品なの?/自分を認めることで、他人を信じられるかも/私があなたの友達になる! /愛って何?/もし、女優失業の日がくるとしたら…?/初めてエステに行けた私/いつか、『虹の橋』で/リストカット ~「死にたい」は「生きたい」の裏返し/リストカット2 ~もしお友達に、リストカットしている子がいたら……/死のうと思ったけど……/遠野なぎこのブログは間違ってる! /幸せの「カケラ」を集めよう

○解説「摂食障害とは」 医師・鈴木裕也

プロフィール

遠野 なぎこ
1979年11月22日生まれ。
株式会社 ワイルドビジョン所属
http://www.wildvision.co.jp/company.html

1999年、NHK連続テレビ小説『すずらん』でヒロイン役に起用され、実直な女性像を伸びやかに演じた。2001年 映画『日本の黒い夏-冤罪-』で日本映画批評家協会新人賞を受賞。
その後、映画・TV・舞台等あらゆるジャンルで活動を行っている。母親との確執を告白した。
『一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ』(ブックマン社)が大きな話題を呼んだ。