下半身動かぬセラピー犬シャネル~緩和ケア病棟の天使たち~ 監修:青木健/写真:国見祐治/解説:長尾和宏

下半身動かぬセラピー犬シャネル~緩和ケア病棟の天使たち~ 監修:青木健/写真:国見祐治/解説:長尾和宏

下半身動かぬセラピー犬シャネル~緩和ケア病棟の天使たち~ 監修:青木健/写真:国見祐治/解説:長尾和宏

¥1,300

殺処分になるはずの運命を免れた犬たちが、セラピー犬となって、緩和ケア病棟の患者さんの心に寄り添う時、奇跡のような笑顔が生まれた。
命のぬくもりとは何? 心の痛みとは何?
この春、いちばん温かな涙が流れるフォトブック!

商品カテゴリー: 商品タグ: , ,
(表示は本体価格です)

〈Content〉

私の名前はシャネル。
ゴールデンレトリバーの女の子、11歳。
3年前に突然、下半身が動かなくなって…
いつ心臓が止まってもおかしくないんだって。
お医者さんは言った。「安楽死という道もありますよ」
でも私には、この世で与えられた使命があるから…。

本書は、シャネルの物語を中心に、セラピー犬たちと患者さん、医療者との心の交流を描いた
本邦初のフォトエッセイです。人生の最終章を、ほんのひとときでも笑顔でいるための試み。そして同時に、人間のエゴによって殺処分となっていく動物たちを一匹でも救う試みであるドッグセラピーの活動を、より多くの方々に知ってほしいと願っています。

【ドッグセラピーとは?】
犬とのかかわりにより、人の精神的な安定、健康の質を向上させることを目指している活動です。昨今日本でも、社会福祉やリハビリテーションの分野で注目をされ始めています。監修者の青木健氏が代表理事を務める中部アニマルセラピー協会では、本書の舞台となった名古屋掖済会病院緩和ケア病棟をはじめ、老人施設や児童福祉施設などで活動を行っています。

P59-SH140226_0574

【シャネルってどんな犬?】

ゴールデンレトリバーの女の子。セラピー犬は、膝に載せられるサイズ=小型犬である場合が多いが、大型犬のシャネルは、患者さんの心の痛みをその大きな身体と笑顔で包み込んでしまうようなオーラがあった。皆に愛され、緩和ケア病棟のドッグセラピーにおいても、いつも灯台のような存在だったが、三年前の秋に突然、病気で下半身が動かなくなってしまう。一度は安楽死の道も検討されたが、シャネルは自力で歩けなくなってからも、セラピー犬として緩和ケア病棟に通い続けた。病棟のドクター、看護師さん、そして患者さんまでもが、障害を持ったシャネルを心配し、愛情を注いでいた。シャネルもその愛情を受けて、お日さまのような変わらぬ笑顔で、患者さんと医療者の心を癒し続けた。それは、犬と人との、心の痛みの分かち合いの時間。
2015年1月、静かに息を引き取る。

               *                     *

……1月9日の夕方、「今夜はまた冷えそうだから、朝までそばについているからね」と頭を撫でてやると、彼女は安心したように少し微笑みました。そしてそのまま、気がつくともう呼吸が止まっていました。愛らしい瞳をぱっちりと開けたまま、天に召されました。最期まで、いつもと同じように仲間たちの賑やかな声を聴きながら逝けたことは、幸せなことだったと信じています。荼毘に付される前は、車で掖済会病院にも寄らせて頂きました。看護師さんたちが、忙しい合間を縫って泣きながら見送りに出てきてくれました。                                                ―――青木健

SH140226_0435_R

                    

使命を全うし、命を燃やし尽くして、生ききって、死ぬ。それがきっと理想形である。犬にとっても、人間にとっても。      ―――医師・長尾和宏 (本書解説)

P65-B-SH140226_0400
 

●監修:青木 健(あおきたけし)●中部アニマルセラピー協会理事。老人ホームや児童福祉施設など、安らぎを求めている人々のために犬を中心としたアニマルセラピー活動を行う。



☆シャネルの動画がこちらから見られます!☆
http://youtu.be/J5LYKJDrds4