暮らしの中に華を
中山 保夫 渡邉コレクション
渡邉 美千代・監修

暮らしの中に華を 中山 保夫 渡邉コレクション   渡邉 美千代・監修

暮らしの中に華を
中山 保夫 渡邉コレクション
渡邉 美千代・監修

¥1,800

伝説の職人が作り上げた器の美学!
手間を惜しまず洋食器を作り続けてきた中山保夫。宝石のような輝きをもつ、魅惑の器は皇室にも愛された。その作品を一堂に会した、垂涎の一冊。

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〈Content〉

伝説の職人が作り上げた器の美学!
手間を惜しまず洋食器を作り続けてきた中山保夫。宝石のような輝きをもつ、魅惑の器は皇室にも愛された。その作品を一堂に会した、垂涎の一冊。

中山保夫は、生まれついてのデザイナーであり、創意と工夫の人である。しかし、初めからデザインの仕事をしていたわけではない。第二次大戦後復員すると、製陶原料の会社であるヤマカ陶料に入社し、数年後には、そこの工場長になる、この時点では、製陶原料の技術者であった。やがて、独立し、中山製陶所を起こすと、自信の専門を生かして、白い良質の磁器の製作に没頭する。その成果は、香蘭社との提携という形で現れる。香蘭社から派遣された絵付け技術者から、中山は、絵付けの技術を習得するとともに、色釉の研究も始める。香蘭社との提携・合併は中山に多くのことをもたらしたが、またこのままでは単なる下請けで終わりかねないとの思いを持ち、その合併を解消し、再度独立する。このあたりが、中山らしいところで、彼の独立意識の高さがうかがえる。そして、この意識こそが、中山が生来のデザイナーであることを証明するものだろう。デザイナーとは、まさに、独立したアーティストなのである。
1968年にふたたび中山製陶所を立ち上げた中山保夫は、翌年には白い生地ではなく、自らがデザインした完成品の販売を開始する。おそらく、製陶所はデザインも製品も商社(仲買問屋)の指示で製作するのが一般的である美濃では、自らがデザインし、品目も決定して販売するのは例外的な存在であったろう。このことは大変示唆的な行動で、美濃焼におけるメーカーの方向性を示したともいえるものではないかと、私は思う。このころから中山は業界の要職を歴任するなど、経営者として美濃焼業界の発展にも寄与している。そのかたわら、自らのデザインを多様に展開させ、さらに、ボーンチャイナの生産にも乗り出す。またいわゆるワインカップ型のステムウェアの制作にも成功するなど、そのレパートリーを豊富なものにしていく。そのことは、1990年の宮内庁からの製品受注という形で結実する。安価な製品で市場を守ってきた美濃焼は、いわゆるブランドメーカーを輩出したわけではない。
その美濃焼から宮内庁へ製品を納めることになったのも、中山の創意と工夫、そして独立意識のなせることであった。宮内庁は中山の技術力とデザイン力を評価したと思われる。
美濃の小さな製陶所である中山製陶所は、その経営者であり、デザイナーでもある中山により、欧米におけるスタジオポッター的な経営を続けてきた。その製品はたぐいまれな品質とデザイン性豊かな品格の高いものであり、美濃の誇りともいえるものである。そして、それをつくりあげた中山保夫の豊饒な世界を、今味わうべきであろう。
——-榎本徹(岐阜県現代陶芸美術館館長)


●目次●
中山保夫の世界  榎本 徹
暮らしの中に華を
コレクション
私の歩み  中山 保夫
中山 保夫  -暮らしの中に華を 村山 閑
洋食器との出会い  渡邉 美千代
作品リスト
中山 保夫 略歴

プレジデント・ルーブル珈琲セット

プレジデント・ルーブル珈琲セット

六角黒地御物紋、六角葡萄唐草紋 ステムウェアほか

六角黒地御物紋、六角葡萄唐草紋 ステムウェアほか

菊花御紋章入 珈琲碗皿

菊花御紋章入 珈琲碗皿

京小紋(小桜錦)菊花珈琲碗皿ほか

京小紋(小桜錦)菊花珈琲碗皿ほか