がん六回、人生全快〈復刻版〉関原 健夫

がん六回、人生全快〈復刻版〉関原 健夫

がん六回、人生全快〈復刻版〉関原 健夫

¥1,600

がん闘病記の決定版!待望の復刻。
治療の受け方、がんとの共存、働き方を克明に綴った一冊。

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〈Content〉

がん発覚が39歳。
その後5回にわたる転移の度に、死を覚悟した私が、
会社を定年まで勤め上げ、元気に古希を迎えられるとは。


がんと心臓バイパス手術で七度転んだ私が、八度起き上がり、今も生きている。
「七転び八起き」の言葉そのままの闘病だった。
苦難を乗り越えたのは、私が特別だったからではない。
人間なら誰でも、苦難を受け止め、立ち向かう力を本質的に備えている。
それは自分で想像する以上のもので、いわば火事場のバカ力のようなものだ。
その力は、病気に対しては自らの病状をしっかり知り、必要な情報を手に入れることに向けられるべきであろう。


『NHKスペシャル ~働き盛りのがん~』でドキュメンタリードラマ化された
がん闘病記のバイブルと言うべき本書を復刻した理由。

●一番目●まず普通のサラリーマンが、歳若くしてがんを患い、がん患者にとって最も耐え難い
 転移・再発を繰り返しながらも、普通に働き続けた生き様をがん患者に伝え、闘病の励みになればと考えたこと。

●二番目●日本とアメリカでがん手術を経験したこともあり、日米のがん告知・がん医療の違いや、患者の目を通して
医師や看護師等医療従事者の、私生活を犠牲にした日本のがん医療の現場を伝えること。

●三番目●著者の勤務先の日本興業銀行は私を健常者と差別することなく処遇し、仕事も与えてくれたことで、
働き盛りのがん患者にとって仕事の継続はがん闘病の原点であることを、企業経営者や人事責任者に理解して欲しかったこと。

●四番目●最後は家族、友人や職場の上司と同僚達との良き人間関係が、闘病の最大の支えになったこと。

この四つは、がん医療を取り巻く環境が変わり、医療技術が進歩した今日にも通じるメッセージで、今回の復刻の意味もあるはずだ。
特にがん患者と仕事の問題は長引く経済不況とグローバル化の進展を背景に年々深刻化して、大きな社会問題になっている。
復刻版出版にあたり、本書の最後に、垣添忠生日本対がん協会会長(国立がん研究センター名誉総長)、
岸本葉子さん(エッセイスト)のご参加を得て、日本のがん医療や、がん患者が抱えるさまざまな問題について語っていただいた。
がんは国民の二人に一人が患う最も身近な、かつ深刻な病であるだけに、読者にも共感いただければ幸いである。        ―――関原健夫

≪本書の内容≫
●復刻版発刊にあたって

【第1章】発病–ニューヨーク
腹部の違和感/がんの宣告/周囲の反応/入院と手術/生存率二十%/混乱の日々/千葉敦子さん/帰国を決意/化学療法開始/帰国の準備

【第2章】 肝転移・再手術
日本でのフォロー/民間療法を探る/温存療法への期待/大統領の大腸がん/自分の生き方/疑わしい影/終末を実感する/特別の注射/
触診でがん発見/一年余りで再転移/妻のために/ムンテラせず 他

【第3章】 三度の肺手術
どうにでもなれ/転移か瘢痕か/同病者との交流/叔母・叔父の死/肺転移再び/左右対称の傷/告知に同席 他

【第4章】 プロ患者として
丸山ワクチン/父のがん死/気力・体力を喪失/大学病院への疑問/転移の証拠なし/負荷心電図/バイパス手術/手術困難の理由/
リスク問答/一カ月で復帰/闘病の終わり/がんで得たもの

●巻末特別鼎談 垣添忠生+岸本葉子+関原健夫

≪PROFILE≫
関原健夫(せきはらたけお)
1945年生まれ。京都大学法学部卒業。’69年日本興業銀行入行。ニューヨーク支店に勤務中、39歳のとき大腸がんを発症、アメリカで摘出手術。
その後、肝転移・肺転移と合わせて6回にも及ぶ手術を受けつつ、金融の最前線で働き、同行(取)総合企画部長、みずほ信託銀行副社長、
日本インベスター・ソリューション・アンド・テクノロジー株式会社取締役社長を歴任して現在、公益財団法人 日本対がん協会常務理事の他数社の社外役員。
’07年、「がん対策推進協議会」委員として「がん対策推進基本計画」作りに参画したほか、2014年まで中医協(中央社会保険医療協議会)公益委員。
日本対がん協会 http://www.jcancer.jp/