奇蹟の奈良 西岡 比古司 写真 関 裕二 文

奇蹟の奈良 西岡 比古司 写真 関 裕二 文

奇蹟の奈良 西岡 比古司 写真 関 裕二 文

¥3,048

平城遷都1300年記念!大和の魔力に憑かれた写真家と歴史作家による、奈良フォトブックの決定版。今こそ、奈良について学んでみませんか。知らなかった素晴らしい風景が待っています。

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〈Content〉

はじめて西岡比古司氏の写真に接したとき、「ようやく巡り会えた」という感慨で、胸が熱くなった。写し出されているのは、西岡氏のヤマトへの郷愁と愛着だ。そこには、てらいも背伸びもない。あるのは、「一心不乱」だけである。「奈良の美」といえば、仏像や神社仏閣を思い浮かべるだろう。けれども、幾度も奈良を尋ね歩くうちに、ヤマトの美の真髄は、山や川、風や雲に隠されていることに気づかされる。 西岡比古司氏の写真は、その「ヤマトの美の真髄」を突いている。ヤマトを偲びながら非業の死を遂げたヤマトタケルは、

倭 (やまと) は国のまほろば たたなづく 青垣 山隠れる 倭しうるはし

と歌い上げている。ヤマトを愛する者の琴線に触れる名歌であり、「ヤマトの美」は、まさに、神々のおわします山々に隠されていたのである。 西岡氏は、ヤマトに眠る怨霊たちの息吹を印画紙に焼き付けることのできる、唯一の写真家なのである。風景の中に、ヤマトの悲しみが宿る。風や雲や、霞の中に、敗れ去りし者どもの声が響き渡る。その声なき声を、写真たちから、聴き取ってほしい。

関裕二(本書序文より)

奈良を撮り続けて半世紀の写真家が5万点から選びぬいた奇蹟のベストショット。奈良に出会ったことで人生が一変してしまった歴史作家が綴る、聖地に潜む神話と伝説と謎。飛鳥、斑鳩、吉野。山より聞こえる神々の声、遺跡や萬葉歌に隠れた古代史の悲劇。これを見ずして日本の歴史を、聖地を語るなかれ

西岡 比古司 Nishioka Hikoji

1934年、奈良県に生まれる。1955年頃より奈良山岳会に所属、奈良県の山々を歩く。奈良大和路の風景・風物の撮影に取り組み現在に至る。社団法人日本写真家協会会員。水門会会員。主な作品集に『奈良 大和路古道』『奈良 古京』『奈良 山の辺の道』『大和路 さくら』(いずれも京都書院)など。

関 裕二 Seki Yuji

1959年、千葉県柏市生まれる。仏教美術に魅せられ、足繁く奈良に通ったことがきっかけで歴史作家になる。主な著書に、『古代史謎めぐりの旅』(全2巻 ブックマン社)『天皇名の暗号』(芸文社)『蘇我氏の正体』(新潮文庫)『伊勢神宮の暗号』(講談社)など。


© by 西岡 比古司 Nishioka Hikoji

© by 西岡 比古司 Nishioka Hikoji