仕掛け、壊し、奪い去るアメリカの論理~マネーの時代を生きる君たちへ~ 原田武夫の東大講義録 原田 武夫

仕掛け、壊し、奪い去るアメリカの論理~マネーの時代を生きる君たちへ~ 原田武夫の東大講義録  原田 武夫

仕掛け、壊し、奪い去るアメリカの論理~マネーの時代を生きる君たちへ~ 原田武夫の東大講義録 原田 武夫

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元外交官の原田武夫氏が、母校東京大学で熱く語ったゼミの講義録。アメリカは何を仕掛け、どのように壊し、何を奪い去ろうとしているのか?

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〈Content〉

本書は、原田武夫氏が、2006年春から東京大学教養学部の正規ゼミとして、学生に話した講義録を1冊の本にまとめたものです。戦後アメリカの日本統治に始まり、「東西冷戦時の日本の役割は?」「冷戦後の役割は?」「アメリカの対日政策は、いつの時代でもアメリカに冨をもたらすための政策であったことに気付いているか?」といった点について指摘していく。

日本人にも馴染みが深いドイツの童話に「ハーメルンの笛吹き男」という話がある。
 今から700年以上昔、北ドイツの小都市・ハーメルンは、突然大発生したネズミに悩まされていた。どんな「ネズミ捕り名人」でも駆除できず、困り果てた人々はある日、村にやってきた見知らぬ風来坊にまで泣きついた。
「そうですか。では、やってみましょう。ただし、然るべき報酬は頂きますよ」
 そう言って男は手に持っていた笛を軽妙に吹き始める。すると、街中から無数のネズミが出てきて群れとなって町の河に飛び込んだ。溺れてパニックに陥るネズミたち。しかし、ネズミたちは「死のダイブ」をやめようとしなかった。こうしてネズミは一掃されたが、いざ駆除に成功すると人々はどこの馬の骨とも分からない風来坊にお金を渡すのが急に惜しくなり、報酬を支払わなかった。
 その数週間後、男は町に戻ってきて、また笛を吹き始めた。今度は街中から子供たちが、夢見心地の表情でわらわらと出てきた。
「お前たち、一体どうしたんだ!」
 親たちがいくら大声で呼んでも動じることなく、子供たちは笛吹き男の後をついていく。こうして百人以上の子供たちは笛吹き男と共に町を出ていき、二度と戻らなかった。

「はじめに」より


本書の「はじめに」で著者は、ドイツの童話「ハーメルンに笛吹き男」のストーリーを展開させています。その中で、この笛吹き男を「小泉総理」と重ね、笛吹き男が吹き鳴らす「構造改革」に夢遊病者のようについていく日本人、小泉総理の去った後に残され、立ち尽くす日本の今の姿に警鐘をならしているのです。
 無責任な笛吹き男の去った今だからこそ、日本人の一人ひとりが「私たちがこれから生きるべき道」を考え、無気力から「創造」へと立ち返るにあたり基本となることが網羅されている1冊です。

第1講 奪われる日本、騙される日本人
 ルールは変更された/世界の潮目に流される日本/ルールを作るアメリカ/
 冷戦下におけるショーウィンドーとしての役割/日本人エージェントの存在/
 東西冷戦の終焉/覇権を握ったアメリカ/アメリカの攻撃は始まっている/
 仕掛けは完了した/パブリック・ディプロマシーによる世論操作/
 全てはアメリカの思惑どおりに
 <ラウンジトーク1> 東大・京大の学生に求めること

第2講 「構造改革」とは何だったのか
 消えた「貿易摩擦」の謎/アメリカのための構造改革/民営化と商法改正の意図/
 東南アジア諸国へのグローバリズムの押し付け/仕組まれたアジア経済危機/
 日本に仕掛けられた3つの罠/間接金融システムの利点/逃げ道を塞ぐアメリカ/
 容赦ない連続攻撃/アメリカモデルの直接金融へ/丸裸にされた日本企業/
 「回転ドア」による情報の流出/「IT革命」は誰のため/
 「構造改革」を選んだのは誰か
 <ラウンジトーク2> 日本の「フィリピン化」

第3講 アメリカ社会の支配構造
 隠れた支配層、<奥の院>とは/<奥の院>=「アメリカ合衆国」なのだ/
 <奥の院>の絶対的な力/<奥の院>の人的ネットワーク/
 世界を支配する<奥の院>/「ワーカー国家」としての日本/国家ビジネスの検証/
 中南米でのビジネス・モデル/次の狙いは教育と医療/焼畑農業的破壊ビジネス/
 <奥の院>による民主党と共和党の使い分け/国富を手元の残すために
 <ラウンジトーク3> 今の米ロ・米中関係はどうなっているのか

第4講 「新しい教養」とは何か
 教養を教えない大学/一億総個人投資家となる日/金融資本主義を学ぶ/
 4つの金融商品/少々扱いにくい債券と為替/注目すべき「商品取引」/
 「ファンド」の存在/プロが勝つ背景にあるのは「情報格差」/
 情報リテラシーのレベルアップとネットワーク分析/
 <ラウンジトーク4> 米国の最重要関心事である日本の教育問題

第5講 今、マーケットでは何が起こっているのか
 投資リスクを体感する/株式投資のイロハ本は役に立たない/
 「買う側の論理」に則った投資/アメリカ(買う側)の投資戦略/
 2010年に何かが起こる/郵便貯金で?株を買わされる/
 2007年5月、「黒船」来襲に備えよ
 <ラウンジトーク5> ヴァーチャルファンドを作ってみよう

第6講 通貨としての「情報」とメディアを巡る「真実」
 インフォメーションとインテリジェンス/「通貨」としての情報/公開情報の信憑性/
 メディア・リテラシーを磨く/メディアを巡る「真実」/アメリカによる情報操作/
 米英系メディアに頼る日本のメディア
 <ラウンジトーク6> コメンテーターとして見たテレビの裏側

第7講 見えないネットワークの強さを知る
 5パーセント情報/二つの不祥事/企業買収/非公開情報は入手が困難/
 アメリカの「非公開情報」収集方法/ネットワーク分析で情報戦に勝つ/
 ブッシュ大統領と繋がるには何人必要?/ネットワークで対抗する/
 ネットワーキングを始める
 <ラウンジトーク7> 中国と台湾は本当に喧嘩をしているのか

第8講 アクチュアルな課題としての明治
 近現代史を知る意義/日清戦争と北朝鮮問題/列強のたくらみ/
 日清戦争講和の背景にあった金融資本主義/欧米に対するメディア操作/
 現代の北朝鮮問題/北朝鮮問題は経済問題/アメリカの対北朝鮮政策/
 「拉致問題」をアピールしたブッシュ大統領の意図/学ぶべきことの多い明治時代
 <ラウンジトーク8> 明治憲法と「憲法改正問題」

第9講 君たちはどう生きるか
 新しい教養の使い方/協力者たちの末路/「破壊」から「創造」へ/
 商品・資源の高騰/原油価格形成のメカニズム/拡大する中国の需要/
 社会起業の世界/NPO法人の活用
 <ラウンジトーク9> 日本の政治はどうなるのか

原田 武夫

元外交官の原田武夫氏が、母校東京大学で熱く語ったゼミの講義録。原田武夫氏は、1971年生まれ。93年に東京大学を中退し外務省に入省。ドイツでの研修後に在ドイツ日本大使館勤務を経験し、また自主退職直前には、アジア大洋州局北東アジア課課長補佐として、北朝鮮班長を務め、「拉致問題」の最前線で活躍。12年に亘るキャリアの外交官として外務省に勤める中で、米国が持つ本当の『頭脳』と『パワー』の源泉を担う人々の存在を知ることとなり、彼らの世界観、対日観を知り、愕然としたことから、2005年3月、著者は自主退職することになる。その後これらの「真実」を一人でも多くの人に知ってもらう為に、「原田武夫国際戦略情報研究所」を立ち上げ、執筆活動を開始する。2006年春、母校である東京大学教養学部教養課程における「全学一般ゼミナール」に講じる機会を得て、「実践的現代日本政治経済論」と題して大学では学べないこれらの「真実」を13回の講義として熱く語った。本書は、この「真実」を、学生だけでなく、広く一般の方にも知ってもらいたいとの著者の願いから、その講義内容を書籍化したものである。アメリカは何を仕掛け、どのように壊し、何を奪い去ろうとしているのか? 驚愕の真実が明かされる。

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