総統閣下はお怒りです インチキ数字に騙されるな 元木 一朗 著・漫画:澤井 健・対談:東 浩紀

総統閣下はお怒りです インチキ数字に騙されるな 元木 一朗 著・漫画:澤井 健・対談:東 浩紀

総統閣下はお怒りです インチキ数字に騙されるな 元木 一朗 著・漫画:澤井 健・対談:東 浩紀

¥1,429

あの人気の動画「総統閣下」シリーズが、お怒りのあまり遂に書籍化!東浩紀氏と著者の対談も必読! 澤井健氏の漫画も爆笑!

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〈Content〉

◇原発の健康被害は、自動車事故よりリスクが低い?
◇ 回転寿司にたとえるならベクレルが皿の枚数でシーベルトは値段?
◇ ツイッターのフォロワーが50万人いても、その影響力はテレビの視聴率でいえば1%にも満たない?
◇ 原発の電力を全部風力発電に頼ると、7万個の巨大観覧車が必要?
◇ この本が赤いのはシャア専用だから??
・・・メディアの詭弁に騙されないための面白くてまじめな一冊!

 テレビなどを見ていると印象操作を狙ったグラフによく出くわして、俺はイヤな気分になるんだ。グラフというのは、数値データを見やすく処理したものだ。単に数字を羅列されるよりも、グラフで見せてもらった方がずっと理解しやすくなる。いろいろな種類のグラフを適材適所に配置して、より正確に、よりわかりやすく提示するのが、見せる側のテクニックでもある。
 数値データは、あくまでも客観的なものだ。見る側も、見せる側も、データに対しては謙虚である必要がある。そのデータを捏したり、あるいは都合のいいように取捨選択したりするのは驕り以外の何ものでもない。
 ところが、現実には「わかりやすくする」という大義名分のもとに、我田引水が行われるケースが少なくない。いや、ものすごく頻繁に行われている。なぜなら、テレビでも新聞でも、自分の記事や推論を補強する道具として、データを利用しているにすぎないからだ。
 どういうことかって? 彼らは基本的に結論ありき。例えば、企画会議で「節電しなくちゃならないのに、パチンコ屋とか自動販売機とか、なんなんだろうね、あれ。電気の無駄遣いだよね?」という、感覚論がまず最初に来る。そして、その感覚を補強するためのデータを集めてきて、「ほら見ろ、俺たちがいっていることはこんなに正しいだろう?」と視聴者や読者を騙す……いや違う、煙に巻く……おっと、また違った。納得させるための加工をして提示するんだ。
 メディアの世界では、グラフを使った印象操作は日常茶飯事だ。ヤツらが巧妙なのは、嘘をつくことは滅多にないということだ。それらしく体裁が整っていれば、たいていの人は素直に信じてしまうだろう。人を疑わないのは美徳だ。でも、よーく見てほしい。少し考えれば、からくりはすぐにわかる。諸君はまだ、注意深く見ることに慣れていないだけなんだ。そういうインチキが行われていることを認識していない。だから、誰もがコロッと騙されてしまう。自分自身に直接的な害がない ケースなら、騙されたところで、そう怒りはしないだろう。メディアへの不信感が募るぐらいだ。
 でも、こんなインチキのせいで、自分や家族、大切な人の命や健康、生活が危険にさらされるとしたら……?

(本書を読む前に知ってほしい数字のカラクリ)

総統閣下シリーズとは?

漫画:澤井健

漫画:澤井健

映画『ヒトラー ~最期の12日間~』(2004年)の1シーンを利用した、ネット上のお行儀よくない遊びのひとつ。当初は、面白おかしい字幕をつけるのが主流だったが、3・11前後から真面目な論旨の字幕をつけた動画が注目を浴び始める。

本書はこのシリーズを基にし、真面目な時事テーマを面白くわかりやすく紹介した書籍であり、著者及び弊社がヒトラー思想を認めたり礼賛しているものではありません!

目次

漫画:ベクレルってなぁに? ~ベクレルについてガンダムで勉強しよう~
原発対こんにゃくゼリーの決闘 ~原発の危険性は、死者ベースで語られるべきか~
シーベルトを追え ~「シーベルト」と「シーベルト毎時」をはっきり区別しろ~
必殺の放射能1億倍 ~海洋投棄された放射能汚染水を1億倍に薄めてみよう~
ネット情報0指令 ~デマと、ネットマーケティングと、ツイッターの情報寿命と~
疫学調査のひみつ ~放射線を浴びた結果の健康被害は、どこまで把握できる?~
科学コミュニケーションは誰れのために ~科学的な考え方を身につけることの意義~
焼肉屋の悪夢 ~ユッケや牛刺しは、本当に消えゆかなければならないのか~
プロジェクト・風車 ~原発以降のエネルギー供給元における理想と現実~
【巻末対談】東浩紀×元木一朗
思想地図βから来た男 ~情報社会のこれからと、原発と、お金と、オタク、その他の話~


元木 一朗

もときいちろう。シンクタンク研究員、ラーメン評論家、経産省課長補佐、バイオベンチャー社長などを歴任の後、現在はITベンチャー代表取締役CEO、作家。主な著書に『遺伝子組み換え食品との付き合いかた』(オーム社)『Twitter後のネット社会』(アゴラブックス)。

http://blog.livedoor.jp/buu2/