ランドセル俳人からの「卒業」

ランドセル俳人からの「卒業」

壮絶ないじめの日々を俳句にすることで生きてきた少年が、新たな扉を開けるとき。

著者 小林 凜
ジャンル 文学・芸術 > 文学
出版年月日 2018/04/20
ISBN 9784893088994
判型・ページ数 4-6変・156ページ
定価 本体1,200円+税
在庫 在庫あり

この本に関するお問い合わせ・感想

「世の中は こういうものか えごの花」

つらいとき、孤独なときに僕の心が自然に、
五・七・五という十七文字に表れた。

俳句は、僕にとっての『アンネの日記』のようなものだった。

五・七・五という表現方法があり、
キーボードという表現手段がある限り、
僕は何度でも立ち上がる。

「制服の 裾折る祖母や 春日差す」

「捨て猫の しとどの梅雨に 打たれ逝く」

「黙るしか できぬ吾のそば 蛙鳴く」
                 
「人生の辛さ知ってる唐辛子」

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