岩下 志麻

名前 岩下 志麻
カナ イワシタ シマ

プロフィール

昭和16年、東京・銀座生まれ。本名、篠田志麻。両親は新劇俳優の野々村潔、山岸美代子。昭和33年、NHKドラマ「バス通り裏」でテレビデビュー。昭和35年、松竹入社。同年「乾いた湖」(篠田正浩監督)で映画デビュー。以降、松竹の看板女優として次々にヒットを飛ばす。昭和42年、篠田正浩監督と結婚し、独立プロ・表現社を設立。昭和51年、松竹を円満退社。主な出演作品に「雪国」「心中天網島」「はなれ瞽女おりん」「極道の妻たち」シリーズ「少年時代」などがあり、松竹時代の清純派から、結婚後は女性の心の闇や情念を演じる女優として日本映画界に時代を築く。主な受賞歴として昭和52年、日本アカデミー賞主演女優賞、キネマ旬報主演女優賞、平成16年、紫綬褒章など。着物には衣装としてはもちろん私生活でも思い入れとこだわりがあり、昭和48年から26年間、鈴乃屋「清鈴苑きものショー」出演とカタログ「衣のいのち」のモデルを務めた。平成11年、京都丸紅より「きもの志麻」ブランドを発表、着物のデザインを手がけた。

著作一覧