新刊

仏になったら仏を殴れ

仏になったら仏を殴れ

「無知を自覚していない医者」が、もっとも邪悪な医者かもしれません。そういう医者が自然な死へ向かう患者さんを苦しめるのです。

著者 長尾 和宏
ジャンル 健康・医療・介護
長尾和宏の本
出版年月日 2020/12/25
ISBN 9784893089397
判型・ページ数 4-6・232ページ
定価 本体1,500円+税
在庫 在庫あり

この本に関するお問い合わせ・感想


コロナ時代をどう生き、どう死ぬか……。

医者になって、2500人以上の「死」を見てきましたが、
執着と幻想をすべて捨てきって旅立った人など、見たことがありません。

捨てきれなくて、捨てられなくて、だから誰もが「死」が怖い。

本書は、死が怖いすべての人に向けた、死ぬことばかりの問答集です。

コロナ禍の死や、安楽死や尊厳死の問題についても、

たくさんお答えしています。


三島由紀夫の『金閣寺』。
その一説に、「仏に逢うては仏を殺し……」とあります。

「過去に学んできたことや出会ってきたもの、
 信じてきたものに惑わされてはいけない。
 執着を捨て去った先に本当の未来があるのだ」
というような意味です。

『金閣寺』を読んでから四十年あまり。
僕はもう還暦すぎてしまいましたが、
残念ながら、この言葉のようには生きられずに、
あいかわらず執着や幻想に苦しんでいます。
還暦を過ぎた僕の目の前に、
もしも三島由紀夫が亡霊になって現れたら、
こう話しかけると思います。

――僭越ですが、仏に逢うたら仏を殺せではなくて、
  仏になったら仏を殴れではないですか?

死についてあまり考えないまま死ねば、
あの世で後悔して、そんな自分のことを殴りたくなるはずですよ。
そう、仏になったら殴るべくは、仏になった自分自身です。

長尾和宏


◎寝たきりの母の胃ろうをはずしたい
◎「死にたい」と言い続けるパートナーをどうにかしたい
◎認知症。医者に関わらずに平穏死できる?
◎精神科医から「しにたいなら、死ねば」と言われた
◎臨死体験を経験しました
◎免疫力を謳う医師はインチキですか?
◎食べても痩せる。もうすぐ死にますか?
◎妻がコロナで死んだことを、まだ誰にも言っていない
◎「人生会議」は不要です
◎今すぐ「安楽死法」を通して!

◎宗教に入ったら、死は怖くなくなりますか?

……あらゆる死への問いに、けったいにお答えします!


ご注文

1,500円+税

カートに入れる

シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加

同じジャンルの商品

おすすめ書籍