新刊

爆弾犯の娘

爆弾犯の娘

「見つかったらどうなるの?」「逮捕されちゃう」左翼、革命、学生運動、自己批判、人民の子 ……父は、何を守りたかったのだろう?

著者 梶原 阿貴
ジャンル 社会 
読み物
出版年月日 2025/06/24
ISBN 9784893089847
判型・ページ数 4-6・288ページ
定価 本体1,800円+税
在庫 未刊・予約受付中

この本に関するお問い合わせ・感想

1970年代、
連続企業爆破事件の実行犯の一人として指名手配。
50年もの逃亡の末、
2024年1月に実名を明かして亡くなった、桐島聡。
彼の生き様を描いた映画『桐島です』(監督:高橋伴明)
当時の学生運動の描写がリアルだと話題だ。
本作のシナリオを書いたのは、
同じく高橋伴明監督とタッグを組んだ『夜明けまでバス停で』で
数々の評価を得た注目の脚本家・梶原阿貴。

1973年生まれの彼女がなぜ、この作品を克明に書けたのか? 
それは、彼女の父親も桐島聡と同じように爆破事件に関与し
指名手配され逃亡していたからだった。
逃亡の中で生まれた娘。家族は嘘を重ねていく。
娘は嘘の渦に翻弄される。

それでも「家族」は終わらない。では革命は?


「黙っていたけど、あなたのお父さんは、
 役者でクリスマスツリー爆弾事件の
 犯人なの。あなたが生まれる前のこと。
 それからずっと、十四年も隠れて暮らしてるの」
「見つかったらどうなるの?」「逮捕されちゃう」
左翼、革命、学生運動、自己批判、人民の子
……父は、何を守りたかったのだろう?


本書で伝えたいのは
「どんな環境に生まれても、努力次第で人生は切り拓ける」
ということでは断じてありません。

うまくいかないこと全部を「自分のせい」だと思わずに、
適度に親のせいにしたり、他人のせいにしたり、
社会のせいにして生きていきましょう。
そして自分に余裕ができた時には、
社会全体をみんなで変えていきましょう。
やさしさを組織していきましょう。


映画「桐島です」公式HPは
こちら→ https://kirishimadesu.com




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