愛人犬 アリス

団鬼六先生が亡くなる一週間ほど前に書いた絶筆原稿は、官能小説ではなく、
愛犬アリス(ラブラドール・レトリバー11歳)との別れの予感、切なる想い。
団鬼六、2011年5月6日永眠。享年79歳。
そしてアリスは、大好きなパパを天国へ見送った
お別れのときを写真と長女・由起子氏によるエッセイで綴ったラストは感涙!
私は今、病室にいる。検診にくる看護師を捉まえてはアリスの話をするのだ。
家に帰ったら...と私は朦朧とした意識をつなぎ合わせながら思いを馳せる。
また夕暮れ時にアリスと共に散歩に行こう。
線路沿いを老犬と老人がヨタヨタと寄り添いながら歩く。
子どもたちは急ぎ早に家路に向かう時刻だ。
バイクがクラクションを鳴らしながら私たちの横を邪魔そうに通り抜ける。
きっとアリスは私を気遣って振り向くだろう。
行く先は決めていない。------絶筆原稿より
もくじ
はじめに
一章 老人と老犬
二章 アリスと出会う
三章 愛人犬アリス
四章 アリスとさくら
五章 アリスの22の話
六章 別れの日
あとがきにかえて
略年譜
愛犬アリス(ラブラドール・レトリバー11歳)との別れの予感、切なる想い。
団鬼六、2011年5月6日永眠。享年79歳。
そしてアリスは、大好きなパパを天国へ見送った
お別れのときを写真と長女・由起子氏によるエッセイで綴ったラストは感涙!
私は今、病室にいる。検診にくる看護師を捉まえてはアリスの話をするのだ。
家に帰ったら...と私は朦朧とした意識をつなぎ合わせながら思いを馳せる。
また夕暮れ時にアリスと共に散歩に行こう。
線路沿いを老犬と老人がヨタヨタと寄り添いながら歩く。
子どもたちは急ぎ早に家路に向かう時刻だ。
バイクがクラクションを鳴らしながら私たちの横を邪魔そうに通り抜ける。
きっとアリスは私を気遣って振り向くだろう。
行く先は決めていない。------絶筆原稿より
もくじ
はじめに
一章 老人と老犬
二章 アリスと出会う
三章 愛人犬アリス
四章 アリスとさくら
五章 アリスの22の話
六章 別れの日
あとがきにかえて
略年譜
はじめに
一章 老人と老犬
二章 アリスと出会う
三章 愛人犬アリス
四章 アリスとさくら
五章 アリスの22の話
六章 別れの日
あとがきにかえて
略年譜
一章 老人と老犬
二章 アリスと出会う
三章 愛人犬アリス
四章 アリスとさくら
五章 アリスの22の話
六章 別れの日
あとがきにかえて
略年譜