新刊

東大医学部

本物の「成功者」はどこにいる? 

東大医学部

日本一賢い子を、日本一馬鹿な大人にしてしまう? なぜ「東大医学部卒」という肩書は、人間を変えてしまうのか?

著者 鳥集 徹
和田 秀樹
ジャンル 教育・学習
出版年月日 2020/09/16
ISBN 9784893089335
判型・ページ数 4-6・280ページ
定価 本体1,500円+税
在庫 在庫あり

この本に関するお問い合わせ・感想


日本の医療を本気で憂う医師とジャーナリストが語る、鉄門の錆。



東大医学部の人たちに恨みも嫉妬も何もありません。
むしろ偏差値でトップを獲れるような才能の持ち主は、
「国の宝」とすら思っています。
でも、そんな「国の宝」を社会が活かし切れていない。
そのことを、とても残念に思っているのです。
それどころか、もし若い人たちの才能をスポイルしてしまっているのだとしたら、
我々大人たちの責任は重大です。  ――鳥集徹


東大理Ⅲに入った子は、その合格に胸を張っていいと思いますが、
東大の中で出世すればいいという悪しき価値観に染まってほしくありません。
自分の実力で勝負しその能力をいかんなく発揮してほしいし、
それによって日本の医学をより良いものにしてほしい。
教授と喧嘩になってもいい。
ある種の宗教団体のようになってしまった東大医学部が変わって、
若者たちの才能が発揮できる場にならなければ、
日本の医学はお粗末なままです。  ――和田秀樹


現代の医療と教育に横たわる問題が「東大医学部」を語ることで見えてきました。
忖度なし! ほとんど実名! だけどこれは悪口ではない。未来への本気の助言です。

プロローグ  鳥集 徹


第1章 東大理Ⅲに入れるのは、どんな子どもか?

  高2で進路選択をし、東大理Ⅲに現役合格するということ

  賛否両論!? 暗記数学という戦術

  日本一賢い子を、日本一馬鹿な大人にしてしまう機関

  灘→東大のエリートは、天才と変人の紙一重?

  本当の天才は、東大医学部にはもういない?

  医学部女性差別問題 もう一つの視点


第2章 東大医学部を出た人は、どんな医者になっていくのか?

  「医局」とは、相撲部屋である

  それでも、東大医学部卒が学会を回す

  「新臨床研修制度」がもたらしたものとは?

  東大医学部が、国家試験の合格率55位の謎

  東大医学部教授は、教えることより政治が好き

  製薬会社の接待漬けが、人間を狂わせる

  医学部卒エリートの、哀しき女性観

  赤レンガ闘争と東大医学部

  「東大医学部にアスペルガーが多い」は真実か?

  その手術は、患者ためなのか? 医者の承認欲求か?

  あらためて考えよう、「偉いお医者さん」って何だ?


第3章 天才集団・東大医学部よ、小さくまとまっている場合じゃない。

  ノーベル賞で京大に大敗している理由

  「エビデンス至上主義」という病

  学閥なんて関係のない時代がもうすぐくる

  全国の医学部で拡がる、脱・東大!

  医学部を飛び出して、地域医療や開業を目指す

  研究職は、医学部に留まるべきか? 企業に行くべきか?

  東大医学部教授も3年に一度は総選挙を!

  出世欲や名誉欲とは無縁の世界で楽しく生きる


エピローグ  和田 秀樹


巻末資料  「東大医学部・東大病院に関わる主な事件や不祥事」

ご注文

1,500円+税

カートに入れる

シェアする

このエントリーをはてなブックマークに追加

同じジャンルの商品

おすすめ書籍