昼、介護職。夜、デリヘル嬢

昼、介護職。夜、デリヘル嬢

秘密のダブルワークで、理不尽なこの国を生き抜く頑張り屋の女性たち!僧侶であり作家、家田荘子の新境地。

著者 家田 荘子
ジャンル ノンフィクション
出版年月日 2016/06/29
ISBN 9784893088598
判型・ページ数 4-6・224ページ
定価 本体1,300円+税
在庫 在庫あり

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人間の、最後に残る欲望は何か?―――僧侶であり作家、家田荘子の新境地。
日本の貧困と煩悩を炙り出す。

「ここ(介護施設)は、死を待つ監獄(かんごく)。
三畳くらいのお部屋が、その人の死ぬまでの生活の場所。寝たきりの人なら、
一畳分のベッドの上がすべての生活の空間です。
左にティッシュ、右にタオル、生活必需品が全部ベッドの上の頭の所にあるんです。
生活の場なら、そこで性の営みも行われてもいいはずですよね。
ただただ毎日を過ごさなきゃいけないベッド生活で、生きていて良かったというか、
生きていることの幸せを感じてもらえるようにしたいと、お手伝いしているんです」
―― 本書に登場する女性の言葉より―――

私は、何も答えられなかった。
寝たきりの男性に、生きる希望を他にどう与えてあげることができるだろうか。
目の前に生きる希望を失っている人がいたら、私は僧侶として何ができるだろうか。


もくじ

はじめに

<カサブランカ・グループ>長谷川華氏に訊く

case01 「デリヘルのお客さんより、施設のお爺さんのほうがエロいんです」

case02 「独居の男性、佐藤さんの性欲」

case03 「女性は、思考が蜂の巣の中のように、あっち行ったり、こっち行ったりできるから、
     一つのモノを見て百のことを考えられる」

case04 「オムツ交換をしているときに、手は私のお尻を触っていました。
     でも本当はお尻じゃなくて、人のぬくもりを求めていたんです」

case05 「リハビリの仕事と風俗って、接し方は一緒やと思います。
     でも、性欲って言葉自体が、施設では存在しないのです」

case06 「お世話をさせてもらっている」――介護老人保健施設の一日……

case07 「母親に“お金ちょうっだい”と言われるから、なおさら稼がなきゃ」
     ――外国人介護福祉士、ユウの秘密

case08 「介護をするようになってからは、優しさを覚えた。
     それまでは私、本当に仕事とお金だけだったのに」

case09 「夫には多分、バレナイ。絶対にバレない。罪悪感?……ありますよ」

case10 「風俗って、お客さんの視線や会話から、私に対して何を求めているんだろうって
     気づかないと、いい接客ができない。介護も一緒です」

あとがき
はじめに

<カサブランカ・グループ>長谷川華氏に訊く

case01 「デリヘルのお客さんより、施設のお爺さんのほうがエロいんです」

case02 「独居の男性、佐藤さんの性欲」

case03 「女性は、思考が蜂の巣の中のように、あっち行ったり、こっち行ったりできるから、
     一つのモノを見て百のことを考えられる」

case04 「オムツ交換をしているときに、手は私のお尻を触っていました。
     でも本当はお尻じゃなくて、人のぬくもりを求めていたんです」

case05 「リハビリの仕事と風俗って、接し方は一緒やと思います。
     でも、性欲って言葉自体が、施設では存在しないのです」

case06 「お世話をさせてもらっている」――介護老人保健施設の一日……

case07 「母親に“お金ちょうっだい”と言われるから、なおさら稼がなきゃ」
     ――外国人介護福祉士、ユウの秘密

case08 「介護をするようになってからは、優しさを覚えた。
     それまでは私、本当に仕事とお金だけだったのに」

case09 「夫には多分、バレナイ。絶対にバレない。罪悪感?……ありますよ」

case10 「風俗って、お客さんの視線や会話から、私に対して何を求めているんだろうって
     気づかないと、いい接客ができない。介護も一緒です」

あとがき

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