障害を持つ息子へ

~息子よ。そのままで、いい。~

障害を持つ息子へ

障害者19人が殺害された相模原殺傷事件。平穏を取り戻させてくれたのは、ある障害児の父親が綴った息子への想いだった―――

著者 神戸 金史
ジャンル ノンフィクション
出版年月日 2016/10/27
ISBN 9784893088710
判型・ページ数 4-6・143ページ
定価 本体1,300円+税
在庫 品切れ・重版未定

この本に関するお問い合わせ・感想

障害者19人が殺害された相模原殺傷事件。
報道は過熱し、被害者の名前が伏せられたことで、
犯人の不気味な笑顔やコメントばかりが垂れ流された。


「障害者なんていなくなればいい」…その思想に、賛同する人も少なくなかった。
誰もが心のおりを刺激され、異様な空気に包まれるなか、
平穏を取り戻させてくれたのは、ある障害児の父親が綴った息子への想いだった――


著者は17歳の自閉症の長男を持つ神戸金史。
RKB毎日放送の東京報道部長であり、前職は毎日新聞の記者だった。
報道する立場の人間として、障害児の父親として、今なにができるのか――

長男が自閉症だと知った頃、自閉症について調べる中、
母子の無理心中の原因に、自閉症の子の存在があることが多いと気づく。
世間にそれを知ってほしい、支えてあげてほしい、
障害のある子を殺さないでほしいと願い、
新聞記事に連載したり、ドキュメンタリーを制作し、話題を呼んだ。

本書では、詩とともに、長男の生い立ちから障害に気づいた経緯、
障害を受け入れられなかった悔悟、息子をどう育ててきたかなど、
過去の記事も織り交ぜ、長男とともに歩んだ17年の軌跡を綴る。


記者として、父として、息子への想いがすべて詰まった渾身の一冊!さらに、
妻と次男が初めて、心の内を明かした文章も収録。
障害児の家族が、今回の事件で抱いた想いとは…。
切なる叫びに胸が震える!
はじめに

第一部  障害児の父として

第二部  記者として

弟として

母として

おわりに

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