アノマロカリス解体新書

アノマロカリス解体新書

古生物界のスター、アノマロカリス。彼らはどのように発見され、解明され、愛されてきたのか?その研究史、文化史に迫る! AR付。

著者 土屋 健
かわさき しゅんいち
田中 源吾
ジャンル サイエンス
動物学
出版年月日 2020/02/07
ISBN 9784893089281
判型・ページ数 A5・304ページ
定価 本体2,300円+税
在庫 在庫あり

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「奇妙なエビ」はいかにして「カンブリア紀の王者」となったのか?
人々を魅了し、戸惑わせ、熱狂させた
アノマロカリス130年史。(あるいはその経過報告書)

古生物界のスター、アノマロカリスの最新研究を軸に、これまでの研究の歴史や愛され史などをまとめた1冊。

Anomalo(奇妙な)caris(エビ)

その名が示すように、アノマロカリスは当初、体長数センチほどのエビの仲間として報告されました。しかしその後、紆余曲折を経て、"地球史上最初のプレデター"へと変貌をとげます。その復元の歴史にあったドラマとは? そして、近年の学説に基づいて復元した驚きの姿とはーー?

アノマロカリスの代表種であるアノマロカリス・カナデンシスを主役に、アノマロカリスの仲間であるラディオドンタ類、同時代を生きたオパビニアやハルキゲニアといった古生代の生き物たちもイラスト付きで複数紹介。彼らが生きた5億年前の地球環境、仲間たちとのかかわり、アノマロカリスが受け継ぎ、そして受け渡した進化の系譜など、1冊丸ごとアノマロカリスを解説!

書き手は、古生物ブームを一気に一般層に押し広めた大ヒット本『リアルサイズ古生物図鑑』の著者、土屋健。
監修は古生物学、特に進化の鍵を握るとされる「眼」の研究の第一人者、田中源吾博士(金沢大学)。
百点に及ぶ復元画・化石スケッチは近年注目の動物画家、かわさきしゅんいちが担当。

◆購入特典◆
あなたのスマホでリアルに泳ぐ! 狩る! 食べる!
捕食シーンを再現したAR(拡張現実)付き。



※ARの公開期間は2025年6月30日までです。
※公開期間内であっても「COCOAR」のサービスが終了した場合は閲覧できなくなります。

第1部 アノマロカリス・カナデンシス、かくありき
 第1章 その姿はいかにして解き明かされたのか
 第2章 何を食べ、いかに動き、そして結局……ナニモノだったのか

第2部 アノマロカリスは、如此く愛された
 第1章 はじまりの『ワンダフル・ライフ』、そして『NHK生命40億年はるかな旅』
 第2章 本が伝えたアノマロカリス
 第3章 文化に溶け込んだアノマロカリス
 
第3部 それはアノマロカリスの時代だった
 第1章 古生代カンブリア紀
 第2章 バージェスと澄江
 
第4部 アノマロカリスとともにあらんことを
 第0章 彼らを「ラディオドンタ類」と呼ぶ
 第1章 カンブリア紀の仲間たち
  第1節 澄江の狩人 アムプレクトベルア
  第2節 幼いころからプレデター ライララパックス
  第3節 サスペンションフィーダー タミシオカリス
  第4節 ジェネラリスト フルディア
  第5節 かつての代表 ペイトイア
  第6節 アイシェアイアとスタンレイカリス
  第7節 〝曲がらない〟カリョシントリプス
  第8節 他にもいろいろ。カンブリア紀の仲間たち
 第2章 オルドビス紀へ紡がれた命
  第1節 移りゆく世界
  第2節 2列ひれのエーギロカシス
 第3章 デボン紀に生きた末裔
  第1節 変わる世界
  第2節 末裔 シンダーハンネス

第5部 アノマロカリスとその仲間をめぐる悩ましい問題
 第1章 オパビニアという〝親戚〟
 第2章 さらなる〝親戚〟たち
 第3章 高まるラディオドンタ類の「重要性」

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